今昔雅楽集 四、秋庭歌一具~武満徹没後30年記念企画~

2026年10月 4日 ~ 2026年10月 4日 水戸芸術館 コンサートホールATM

武満徹没後30年記念企画 伝統芸能のススメ[雅楽]

「まさに音がたちのぼるという印象をうけた。それは、樹のように、天へと向って起ったのである」

 1961年10月6日、宮内庁で初めて雅楽の演奏を生で聴いた作曲家・武満徹は、その鮮烈な感動を、このように日記に書き残しました。そして彼の創作に、雅楽の響きと東洋的な時間感覚は、大きな影響を与えることになります。
 雅楽の古典と現代に生まれた新作を集めた「今昔雅楽集」。第4回は、今年没後30年を迎えた武満徹が見つめた雅楽の世界を、片山杜秀のナビゲートにより、ひも解きます。
 第一部では、武満が衝撃を受けた1961年の宮内庁秋季雅楽演奏会の曲目を抜粋、再構成します。管絃と舞楽の間に挟まれるのは、武満によるオーボエと笙の二重奏曲〈ディスタンス〉。気鋭のオーボエ奏者・荒木奏美と笙の第一人者・宮田まゆみによりお贈りします。〈ディスタンス〉で試みられた笙のエコーの効果は、後の雅楽作品〈秋庭歌(しゅうていが)〉において「木魂(こだま)」と名付けられた楽器群へと発展しました。
 第二部は、武満の生涯で最長の作品〈秋庭歌一具〉。1973年作曲の〈秋庭歌(しゅうていが)〉を中心に、前後に5楽章を加えた現代雅楽の傑作です。演奏は、創設以来〈秋庭歌一具〉の演奏に取り組んできた雅楽のスペシャリスト集団「伶楽舎」。水戸芸術館では2018年に〈秋庭歌〉を上演して以来、満を持しての「一具」(全編)の披露となります。客席を取り囲む6群の楽人たちによる立体音響の雅楽は、伝統と現代が融合した新しい聴体験となるでしょう。武満が創り出した「音がたちのぼる」瞬間が、今ここに現れます。

主催者・アーティスト

伶楽舎
荒木奏美(オーボエ)
宮田まゆみ(笙)
片山杜秀(ナビゲーター/水戸芸術館館長)

開催日時 2026年10月 4日2026年10月 4日
16:00 ~
会場 水戸市水戸市五軒町1-6-8
関連URL https://www.arttowermito.or.jp/hall/lineup/article_4759.html
料金 全席指定 一般 4,500円、U-25(25歳以下)1,500円、9月26日「武満徹の肖像」セット券7,000円
備考

15:30開場・15:45プレトーク・16:00開演
※15:45から伶楽舎メンバーと片山杜秀によるプレトークがございます。

情報更新 2026年8月 2日 (URL)

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