池辺晋一郎の肖像

水戸芸術館では、第二次世界大戦後の作曲家を紹介するオリジナル企画「作曲家の肖像」シリーズを開催しています。

第8回となる今回は、水戸市出身で、一昨年に文化功労者を受章し、昨年11月には水戸市文化栄誉賞を受賞した池辺晋一郎（1943-）の室内楽作品を特集します。1960年代の初期作品から当館委嘱の新作まで、池辺の創作の軌跡を辿ります。声楽に加え、楽器編成も多様で、フルート、クラリネット、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、オルガンによる独奏やアンサンブル作品をお楽しみいただきます。出演は、水戸室内管弦楽団の名誉楽団員の工藤重典（フルート）をはじめ、小林沙羅（ソプラノ）、大萩康司（ギター）などのわが国を代表する演奏家たちが集まります。