横須賀幸男 展 「再生の庭」-rebirth
2011年9月 6日 ~ 2011年9月18日 ギャラリーしえる
横須賀さんは茨城大学教育学部美術専攻科卒業後、35年にわたって、精力的に作品を発表してきました。今回はキャンバスにアクリル絵の具を使った新作の大作4点と小品十数点も交えての個展です。以下は作家のコメントです。
一昨年、裏庭に小さな菜園を作った。日々移り変わる庭に佇み、観察し、土を耕す中で学んだものを注意深く漉くい上げ、そのささやかな記憶を少しでも色や形として定着させたいと思い作品を制作してきた。
今年、3・11の後で自分の心の普段気づいていない部分の何かが壊れ、降り注いでいると思われる目に見えないものにおびえ、ほとんど庭に出る機会が減った。今はただ背の高い夏草が生い茂る廃園のようになっている。
ただ日々の生活の中に何かを表現したいと思う気持ちだけは持ち続けているようで、少しだが新しい何かを始める時がきたように感じる。おそらくそれは自然に対する謙虚さであり、再生への手がかりになるものだろう。
新しい季節の移り変わりとともに、また自分の庭に戻って死と再生の場所を見つめ直したいと思う。
主催者・アーティスト | 横須賀幸男 |
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開催日時 | 2011年9月 6日 ~ 2011年9月18日 11:00 ~ 18:00 |
会場 | 水戸市見川町2434-1 |
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ジャンル | 絵画 |
備考 | 最終日15:00閉廊、月曜日休廊 |
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