水戸室内管弦楽団 第84回定期演奏会

今回の注目点
MCOとも豊富な共演を重ね、5月にはフランス芸術文化勲章のシュヴァリエを受章するなど、まさに今の音楽界を牽引する指揮者、準・メルクルが登場します。独奏はパリを拠点に活躍するピアニスト児玉桃。
3月に開催したドビュッシー特集企画では、知的で精巧な表現力と多彩な音色で会場を魅了しました。
プログラムはヴァーグナーやサン＝サーンス、そしてベートーヴェンなど、ソリストとの華麗な掛け合いが楽しめるものから、オーケストラならではの躍動感あふれる強靭なアンサンブルまで、MCOの様々な魅力が味わえる曲目です。

新メンバー加入のお知らせ
今年度から、MCOでは3人の演奏家を新しく楽団員に迎え、さらなる飛躍を目指します。
○宮田大：2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール覇者。1月定期公演でも才能を遺憾なく発揮。
○フィリップ・トーンドゥル：18歳にしてシュトゥットガルト放送交響楽団首席オーボエ奏者に就任した俊英。
○猶井正幸：現在桐朋学園大学教授を務め、小澤音楽顧問の信頼厚いホルン奏者。

水戸室内管弦楽団（MCO）とは
当館館長を務めた故・吉田秀和の提唱から創設された専属楽団で、音楽顧問を指揮者・小澤征爾が務め、世界有数の室内管弦楽団として高い評価を確立しています。

曲目
ヴァーグナー：ジークフリート牧歌
サン＝サーンス：ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
ベートーヴェン：交響曲 第1番 ハ長調 作品21