絵画と写真で巡る大鉄道展

19世紀初頭に実用化された蒸気機関車による鉄道は、日本では明治初期に走り出しました。150年近く経った現在、鉄道網は日本の隅々まで広がり車体も飛躍的に進化しています。鉄道は私たちにとって無くてはならない生活の一部であり、また憩いをもたらしてくれる乗り物と言えるでしょう。
鉄道は様々な美術作品にも登場し、私たちを楽しませてくれます。蒸気機関車を描いた錦絵は明治日本の近代化を伝え、絵画には画家それぞれの鉄道への思いを見ることができます。またカメラがとらえた故郷の駅舎は遠い日の記憶を呼び起こしてくれます。
この度は、常磐線の東京駅乗り入れを記念し、鉄道博物館および東京ステーションギャラリーにご協力をいただき、明治から現代までの油彩画や水彩画、浮世絵、資料などに加え、人気鉄道写真家・中井精也の作品をご覧いただきます。鉄道は単なる移動手段や貨物の運搬という役割を超えて、様々な分岐をはさみながら夢を繋いでいます。ご来館の皆様がそれぞれ記憶のレールをたどり、また鉄道の未来をご想像いただけましたら幸いです。

会期中のイベント
● 鉄道写真家中井精也 講演会＆サイン会
3月7日（土）、5月2日（土）パレット館4F各日14：00‐
● 鉄道写真家中井精也 乗車イベント（特別列車貸切：定員130名）
4月11日（土）東京駅朝発→笠間駅着→笠間日動美術館鑑賞→東京駅夕方着予定
お問い合わせ：（株）ワールドファンツアーズ TEL 03-6205-5251（担当 市村）
● 1日画家体験「アンリ・ルソー」3月14日（土）10：00－15：00（1時間の昼休憩を挟む）
● プチ・コンサート（各日14：00より）
4月25日（土）：「レイルーユーフォニアム2本の響き」根本香織
5月3日（日・祝）：「リコーダーで巡る 日本の歌・世界の歌」ゆるリコ・ファミリーオ
● 夢境庵茶会 4月11日（土）10：00‐16：00 春風萬里荘 茶室 席主：原田勝子（表千家）

子供たちにとって美術館がより身近な存在になるように、
3月7日から中小生の入館を無料とすることにいたしました。